記録 2016.09.28.ふんわり、あまーい。きんもくせい♪

*1週間長いなあ。本当に長い。
日中コテンパンwのぺっちゃんこになるのが相当キてるのかなー
頭がビリビリして、寝不足ぎみなのに、12時過ぎても眠くなれなかったり。
ちょこちょこ書いてたけど、もういい加減にしてUPして寝る。

*Nikkeiずーっと読んでるってそんなに「すごい」か?
(-    -)
難しい言葉には分かりやすい説明がついてるし、
小学生でも結構読めるんじゃないかな。
図や絵も気合が入っていて◎。
自分でまとめ作ろうとしてもなかなかねーと思っているのがぴしっとまとまってる「囲み記事」が◎。
そういう小っちゃいエリアばかりあつめたノートもある。
米大統領選のしくみ」の隣に「カセイソーダの説明」、
他に手書きでプリキュアの中国語名リスト(光之美少女、○○天使と書く。奇跡天使、魔法天使、幸福天使)等、カオス(今更)
今は画像ファイル。

本当は、あと2誌くらい読みたいなあと思ってる。
FTと朝日か読売。
(またノートが増えてしまう・・・(-    -))
何か相談を受けるような人、や、リーダーやってるような人は、
更にもっと多くの雑誌や情報誌、専門誌、意見箱(今はさまざまなブログも)を読んでいないといけないんだろうなと思う。
速読や速聴トレーニングがよく広告されているのも、そういう必要に迫られている人が多い証左だと思う。
でもそれだって、基本的な一般教養や読解力思考力想像力計算力語学力がなければ追いつかないことだし、
そういう能力以前に、興味や関心が持てないなら話にならないし。
最初の20年に、ちゃんと勉強しておくって大事だなあと人生半分以上生きてから思う。
別によくある「遅きに失し感」で言ってるわけじゃないよ。
やっぱ一番ステキなのは、年齢や性差など関係なく、
「面白そう」「楽しそう」「やってみたい」「これなあに?」って思えることだね。
逆に思えないのに勉強・努力なんて出来ませんよね。
変な名誉心や闘争心、恐怖にかられて勉強っていうのも、悲壮ですもの。(まあ私は子供時代そんな感じだったんだけど)(-    -)
自分のも人のも、大切にしていきたい。

*人身事故多いね。そりゃこのつるべ落としな温度湿度日照時間、
健常の人だってメンタルおかしくなる傾向なのに、増えるよねえ。ウツウツ。
(-    -)

*本当に、否定してばっかり・・・呪いと妬みと。
嫌われてる・畏れられてる・だから自分が困る(「支持・支援」が得られなくなる)、と感じ取ってるからなんだなあ。
&「人間の」著作創作を使って自分あげ。
それさえ「自分が○○氏にインスピレーションを送って創らせたもの」。
はいはい。
人間としてまだ、生きるのなら、もっと人間の世界、人間の作り上げて来たもの(自分あげに「使える」もの以外について)も学んだらいいのに。
星の心からしてみれば*も*もほぼ変わらない、フラットに近い「位」であり
どんな者にだって、善悪両面を観て、善の面を最大限活かせるべく、「導ける」ものじゃないの?
恐れや不安や怒りを煽る言葉なんか、出て来ようのないものでは?
そもそも*のレベルの・・・「幸せになってきた者たち」には、利用できる不安などが、そもそも「少ない」
のであれば、このような「煽り方」それ自体が非効率なのでは?
たくさんの「綻び」「違和感」を「逆」から考えることで見えて来たもの。

エベレストから見てみれば東京タワーも一般民家もそれほど「高さ」は違わず
太陽からしてみれば地球も月も土星もそれほど「大きさ」は変わらず
太陽系外の銀河から観測したなら 太陽ー地球も、太陽ー冥王星も無視できるほどの距離の差、ほぼ一点、「同じ場所」。
例えば6千万年前、大西洋に激突しそれまでの地球上の覇者であった恐竜を滅ぼしたと言う隕石を
「恐竜を滅ぼした罪」
「地球環境に与えた甚大な『悪』影響」
と言って裁けるものでしょうか?
確かに「栄え続けたかった」「進化の途中であった」恐竜たちからすれば、「最凶の脅威」で「不幸」だったに違いない、
でも、大きな眼で見るなら、善悪も吉凶もなく、ただの宇宙の片隅で、大昔に起きた、
「少し大きな」出来事。
それとも恐竜族に、***視点からしてみれば「許されない」不調和、「罪」があり、
「裁き」「報い」として「そのような憂き目」に見舞わされた、ということでしょうか?

あらゆる命、星、星の集団さえ、生んだものが、そんなに「裁く」もの?何のために?という疑問、違和感が残る。
自分が生んだもの、分身、どんなものもそれよりも大きなものの一部であって
必要だから生まれ、必然だから今の一瞬、共にある。
ひとつひとつ違い みんな違ってそれでいい。

「気に入らぬ」と壊すために生みますかね・・・
「支配出来ぬ」という苛立ちを創造物に、自分の造った世界に、ぶつけますかね・・・

そんなことをするのは人間だけだ。
自分だけの視点から、
「必要」「不要」
「高い」「低い」
「正」「邪」
「幸」「不幸」
「調和」「不調和」と裁くなんて、
なんて、小さくて偏った見方。
本当に「人間」の「王様」。
人間をモデルに、人間の作り上げた「神様」。
凶暴で、自分の思い通りにならないと、怒り、裁き、破壊する。
自分の命からしてみたら、一瞬、生まれ、消えゆく奇蹟のような小さなものたちを
許すことを知らない。愛することを知らない。受け入れることを知らない。
自分が好きに出来ることだけが「調和」「すべてのものにとっての幸せ」だという。

全知全能だ(と自分だけが思っている)けど、孤独で貪欲な、無限に醜悪な者。
人間の醜い部分だけを集めたような者。

恥ずかしい「地球人」。
ごめんなさい、同じ星の同じ時代に同じ種族で生きた者として
呆れて観ている視えない存在達に、恥ずかしいような気持ちで、謝るばかり。
観てて、もう少しで、「バレ」るよ。地球人にも、分かるから。
この者こそが、関われば停滞、減速の影響を受ける真骨頂の「人間」。
この者の主張していることがどんなことなのか。
同種族の人間たちが、みんなで証明してくれるから。
「裁かない」人たちが、裁く者がどんな末路をたどるか。
人間世界の、「既に古くなった」支配方法が通用しなくなっていくのを、見せて呉れるから。
面白いとしたら、それがまざまざと露呈されていく過程かなあ。

「まだ」物言いをつけ続けますか・・・
それはもう、感情に訴えるくらいしか出来ないでしょう。
何を今更。
(ま 何を今更。なポイントはたくさんあるんだけど)
論理的に喝破出来ないのだもの、
理論武装すら出来ていないのだもの、
それは、不安や恐怖を掴んで、感情で「支配」するより他にないでしょう。
よほど自分で考える力のない、所謂情弱(情報的弱者)の、
「苦しいのはイヤだ」「悲しいのはイヤだ」「不幸にはなりたくない」
「盲目」「衆愚」の者しか、縛れないでしょうね。
まあそんな「衆盲」に畏れられ崇められ供物を奪えて笑っていられたところで、
2~3世代くらい前の人間社会に憎まれた、(そして今では殆ど見る影もない)「神様」「教祖様」そのものなわけで。

◆いろいろ意見はあるけれども、時の首相の所信表明演説は好き。
2007年くらいから新聞に全文載ると書き写しまではしないけど、取っておく習慣。
米国大統領の就任演説・一般教書演説もいいよね。
これは原文(と音声)、訳文ともにフルコンプしたい・・・何年言ってるんだ(-    -)

井上靖氏:「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。」
希望を語れる。言葉に出来る。ことがまずリーダーには大事なことかと。
そういう点で、一番、努力するのがリーダーなのね。
努力を、痛みを、「出来なかった」時は多方面からの責めを負うことを担保して、希望を語る。
数千万人から数億人を率いるリーダーの公的な「演説」には、希望がつまってる。
重くて、明るくて、悲しいような、細い、危うい糸のような希望が。
絶望と「生きている間にはわからないこと」を騙る怠け者に、
言葉だけで終わるとしても、語られた希望を批判、非難する資格はない。

☆☆☆安倍晋三首相の所信表明演説2016.09.26.☆☆☆
@第192臨時国会

1)はじめに
世界一への執念。
歴代最多のメダルラッシュとなったリオ五輪では、世界の強豪たちに真っ向勝負を挑み、最後の一瞬まで勝利を諦めない選手たちの姿に、日本中が感動しました。
4年後の東京オリンピックパラリンピックは、必ずや、世界一の大会にする。何としても、成功させなければなりません。同時に、わが国の「未来」を切り拓く。私たちもまた、世界一暮らしやすい国、世界一信頼される国を目指し、新たなスタートを切るときです。
参議院選挙で、自由民主党公明党の連立与党は、目標の改選過半数を大きく上回る勝利を得ることができました。
「この道を、力強く、前へ」
これが、選挙で示された国民の意思であります。安定的な政治基盤の上に、しっかりと結果を出していく。国民の負託に応えていく決意であります。
この国会に求められていることは、目の前の課題から逃げることではありません。挑戦です。いかに困難な課題にもチャレンジし、建設的な議論を行って「結果」を出すことであります。
1億総活躍、地方創生、農政新時代、そして地球儀を俯瞰する外交。安倍内閣は「未来」への挑戦を続けます。世界の真ん中で輝く、日本の「未来」を、皆さん、共に切り拓いていこうではありませんか。
2)災害復旧・復興
この夏、台風10号をはじめ記録的な豪雨が相次ぎました。お亡くなりになった方々に哀悼の意を表し、被災された全ての皆さまにお見舞いを申し上げます。北海道、東北を中心に各地で、生活インフラ、収穫間近であった農作物などに甚大な被害が発生しており、激甚災害として、その復旧に全力を挙げてまいります。更なる防災・減災対策に取り組み、国土強靱化を進めます。
熊本地震から5カ月。仮設住宅への入居はほぼ完了しましたが、さらに災害公営住宅の建設、保育所介護施設の復旧など、被災地の生活再建を加速します。中小・小規模事業者、農林漁業者の皆さんの事業再開を支援し、生業の復興も進めます。特別交付税を増額し、被災自治体の財政負担を軽減します。一日も早い復興を目指して取り組んでまいります。
東北では、外国人宿泊者が昨年、震災前を上回りました。「観光先進地・東北」を目指し、新たなチャレンジを支援します。福島では、中間貯蔵施設の建設、除染など住民の帰還に向けた環境整備、廃炉・汚染水対策を着実に進めながら、未来のエネルギー社会を拓く「先駆けの地」として、新しい産業の集積を一層促進してまいります。
あの大震災、困難の日々を胸に刻みながら、被災地の皆さんと力を合わせ、新しい東北の未来を切り拓いてまいります。
3)アベノミクスの加速
(国際協調)
英国のEU(欧州連合)離脱、失速する新興国経済。世界経済は今、大きなリスクに直面しています。
新たな危機に陥ることを回避するため、G7(先進7カ国)が協力して、全ての政策対応を行う。伊勢志摩の地で合意しました。英国のEU離脱の判断に際し、G7が緊密な協議を行い、速やかに行動しました。
先般のG20(20カ国・地域)では、中国をはじめ新興国とも、この危機感を共有しました。世界経済の成長と市場の安定のため、国際協調の強化に、更なるリーダーシップを発揮してまいります。
(政策総動員)
G7の議長国として、日本はその責任を果たす。あらゆる政策を総動員いたします。事業規模28兆円を超える経済対策を講じ、内需を力強く下支えします。アベノミクスを一層加速し、デフレからの脱出速度を最大限まで引き上げてまいります。
有効求人倍率は、47全ての都道府県で1倍を超えています。史上初めてのことです。実質賃金もプラスに転じ、6カ月連続でアップ。雇用の拡大、賃金の上昇による「経済の好循環」が生まれています。
この流れをより確かなものにする。本年、最低賃金を、時給方式となって過去最大の25円引き上げます。1千円を目指し、社会全体の所得の底上げを図ります。
「経済の好循環」の成否は、全国の中小・小規模事業者の皆さんの元気にかかっています。生産性向上、販路開拓などの努力を後押しします。下請法の運用基準を13年ぶりに抜本改訂し、下請け取引の条件改善を進めます。低利融資による資金繰り支援と併せ、地域経済を支える金融機関のセーフティーネットである金融機能強化法を延長します。
消費税率10%への引き上げを30カ月延期します。平成31年10月の実施に向け、軽減税率導入へ準備を進めます。それまでの間、逆進性対策として、所得の低い世帯への給付を行います。
消費増税が延期された中にあっても、2020年度の財政健全化目標を堅持します。アベノミクスの果実も活かし、優先順位を付けながら社会保障を充実していきます。無年金者対策は喫緊の課題であり、来年度中に、年金受給資格期間を25年から10年へと短縮します。「成長と分配の好循環」を創り上げてまいります。
4)1億総活躍
経済対策のキーワードは「未来への投資」。1億総活躍の「未来」を見据え、子育て支援、介護の拡充を進めます。
「介護離職ゼロ」を目指し、50万人分の介護の受け皿を前倒しで整備します。介護休業に積極的な事業者を新たな助成金で支援します。
「介護の仕事は、本当にやりがいがある。そのことを国民の皆さんに正しく理解してもらいたい」介護福祉士を目指す学生、小金栞(こがね・しおり)さんから聞いた言葉が、私の耳から離れません。大きな希望を持って介護や保育の道を進んだ、こうした皆さんの高い使命感に、私たちはしっかりと応えていかなければなりません。
技能や経験に応じた給料アップの仕組みを創るなど処遇の改善に取り組みます。補助者の活用などにより現場の負担軽減を進めます。再就職準備金を倍増する他、あらゆる手を尽くして、必要な人材の確保に努めていきます。
保育の受け皿整備を加速します。小学生の放課後の受け皿づくりも、学校施設を活用し、全国で展開します。子育て支援を拡充することで、「希望出生率1・8」に向かって、歩みを進めてまいります。
「みんな限界にチャレンジしている」
パラリンピック3大会に出場した佐藤真海さんが、かつて私に語ってくれました。リオ・パラリンピックでは、限界を全く感じさせないアスリートたちの姿に、日本全体が勇気をもらいました。
障害や難病のある人も、お年寄りも若者も、女性も男性も、一度失敗を経験した人も、誰もが生きがいを感じられる社会を創ることができれば、少子高齢化というピンチも、大きなチャンスに変えることができるはずです。2020年、そしてその先の未来に向かって、誰もがその能力を存分に発揮できる社会を創る。1億総活躍の「未来」を皆さんとともに切り拓いてまいります。
その大きな鍵は、働き方改革です。働く人の立場に立った改革。意欲ある皆さんに多様なチャンスを生み出す、労働制度の大胆な改革を進めます。
子育て、介護など多様なライフスタイルと仕事とを両立させるためには、長時間労働の慣行を断ち切ることが必要です。
同一労働同一賃金を実現します。不合理な待遇差を是正するため、新たなガイドラインを年内を目途に策定します。必要な法改正に向けて、躊躇することなく準備を進めます。「非正規」という言葉を、皆さん、この国から一掃しようではありませんか。
定年引き上げに積極的な企業を支援します。意欲ある高齢者の皆さんに多様な就労機会を提供していきます。
各般にわたる労働制度の改革プラン、「働き方改革実行計画」を、今年度内にまとめます。可能なものから速やかに実行し、1億総活躍の「未来」を切り拓いてまいります。
若者こそ、わが国の「未来」。若者への投資を拡大します。本年採用する進学予定者から、その成績にかかわらず、必要とする全ての学生が、無利子の奨学金を受けられるようにします。給付型の奨学金も、来年度予算編成の中で実現いたします。
5)地方創生
1人の若き農業者と、先日、山形で出会いました。
「美しい田んぼを守っていきたい」
22歳の工藤ひかりさんは、農業の道を志した理由をこう語ってくれました。汗水流して収穫したラズベリー。「おいしかったよ」という声に大きなやりがいを感じているそうです。
農家の平均年齢は今、66歳を超えています。他方、一見困難に思える、その世界に飛び込み、チャレンジする若者たちがいます。
過疎化、高齢化。地方が直面する困難は、深刻です。しかし、特色ある農林水産物、豊かな自然、伝統・文化。それぞれの地方が持つ個性は、いまだ十分に活かされているとは言えません。ここに、大きなチャンスがあります。
安倍内閣は、地方創生の未来に、大胆に投資していきます。
財政投融資を活用し、リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒しします。整備新幹線の建設も加速し、東京と大阪を大きなハブとしながら、全国を1つの経済圏に統合する「地方創生回廊」を整えます。それぞれの地方が、自らのアイデアで、自らの未来を切り拓く。自治体による地方創生への挑戦を、新しい交付金によって応援します。
(観光立国)
宮崎の油津(あぶらつ)港では、海外からのクルーズ船が、4年前の3倍に増えました。英語での観光案内を地元の高校生たちが買って出るなど、地域に活気が生まれています。
旅行収支が、昨年、史上初めて1兆円の黒字となりました。外国人観光客は、3年間で2倍以上に増え、本年、過去最高、2千万人を大きく上回る見込みです。
次は、4千万人の高みを目指し、観光分野に大胆に投資します。
岸壁の整備、客船ターミナルの建設など、クルーズ船受け入れのための港湾整備を進めます。滑走路の増設など地方空港の機能を強化します。那覇空港高松空港では、来月から入国審査手続きの一部を事前に行うバイオカートを導入し、審査待ち時間を最大3割短縮します。最先端技術を積極的に活用し、世界一の出入国管理体制を整えてまいります。
2018年を目途に、3大メガバンクのATMコーナーの半分、3千台で、海外発行のカードを使えるようにします。クレジットカードのIC対応を義務化し、外国人観光客の皆さんが安心して決済できる環境を整えます。
世界一安全な国創りも欠かせません。多くの若者たちの将来を奪った軽井沢スキーバス事故の教訓を踏まえ、貸し切りバス事業への監査機能を抜本的に強化し、許可更新制を導入します。
ホテルなどの建設を後押しするため、本年から容積率規制を大幅に緩和しました。WI-Fiの整備なども支援します。「観光インフラ整備プログラム」を年内に策定し、外国人観光客4千万人時代を見据え、投資を加速してまいります。
(農政新時代)
これからの成長の主役は、地方。目指すは、世界であります。
3年連続で過去最高を更新してきた農林水産物の輸出は、本年も、昨年を上回るペースです。
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の早期発効を大きなチャンスとして、1兆円目標の早期達成を目指します。その先には、欧州とのEPA(経済連携協定)の年内大筋合意を目指すなど、「良いものが良い」と評価される経済ルールを世界へ広げ、おいしくて、安全な日本の農林水産物を、世界に売り込みます。輸出基地、輸出対応型施設を全国に整備します。国際的に遜色ない生産性を目指し、経営規模の拡大も支援します。
農政新時代。その扉を開くのは改革です。農家の所得を増やすため、生産から加工・流通まであらゆる面での構造改革を進めていきます。肥料や飼料を1円でも安く仕入れ、農産物を1円でも高く買ってもらう。そうした農家の皆さんの努力を後押しします。年内を目途に、改革プログラムを取りまとめます。
夢や情熱を持って、農林水産業の「未来」に挑戦する。そうした皆さんを、全力で応援してまいります。
(世界一を目指す気概)
世界シェア7割。
欧州、アジアなど世界中で、今、カニ蒲鉾が一世を風靡しています。その製造装置で、世界の市場を制覇したのは、地方の中小企業です。
100年前に誕生した1軒の蒲鉾店は、機械化の工夫を凝らした先に、ものづくり企業へ生まれ変わりました。蒲鉾だけでなく、豆腐や菓子の製造装置など新製品を次々と開発。高い技術力を活かし、世界の食品メーカーに販路を拡大してきました。
「限りなき挑戦で、世界のオンリーワンを目指す」。宇部から、世界へ、挑戦を続けています。
ひたすらに世界一を目指す気概。オンリーワンで世界を席巻する匠の技。こういう皆さんが挑戦を続ける限り、日本はまだまだ成長できる。皆さん、今こそ、臆することなく、自信を持って、世界一を目指していこうではありませんか。
6)地球儀を俯瞰する外交
「一生懸命頑張れば、東京ではメダルを取れるかもしれない」
リオ五輪・水泳に参加したユスラ・マルディニ選手の言葉です。内戦のシリアを逃れ、凍える寒さの海を泳ぎ切りました。暗い海で、ボートの中の子供たちを安心させるため、笑顔を見せながら泳ぎ続けたそうです。ドイツでも諦めずに練習を続けました。そして目標の地、リオへ。初の難民代表団の一員として、夢のプールサイドに立ったユスラさんは、世界中の難民の人たちに、このメッセージを送りました。
「夢は叶えられる」
2020年「夢」の舞台となるわが国は、その国際社会の期待に応えなければなりません。
地域紛争、大量の難民、相次ぐテロ、地球温暖化。世界は多くの困難に直面しています。日本は、積極的平和主義の旗を高く掲げ、国際社会と手を携え、世界の平和と繁栄に貢献する決意であります。
日本の外交・安全保障の基軸は、日米同盟。これは不変の原則です。日米の絆を一層強化し、「希望の同盟」として世界の諸課題に共に立ち向かってまいります。
その強い信頼関係の下、抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くします。
北部訓練場、4千ヘクタールの返還を、20年越しで実現させます。沖縄県内の米軍施設の約2割、本土復帰後、最大の返還であります。0・96ヘクタールのヘリパッドを既存の訓練場内に移設することで、その実現が可能となります。もはや先送りは許されません。一つひとつ、確実に結果を出すことによって、沖縄の未来を切り拓いてまいります。今月、プーチン大統領と14回目の会談を行いました。領土問題を解決し、戦後71年を経ても平和条約がない異常な状態に終止符を打ち、経済、エネルギーなど日露協力の大きな可能性を開花させる。本年中に大統領訪日を実現し、首脳同士のリーダーシップで交渉を前進させていきます。
韓国は、戦略的利益を共有する最も重要な隣国であり、未来志向、相互の信頼の下に、新しい時代の協力関係を深化させてまいります。
中国の平和的発展を歓迎します。地域の平和と繁栄、世界経済に大きな責任を持つことを、共に自覚し、「戦略的互恵関係」の原則の下、大局的な観点から、関係改善を進めてまいります。
これまで延べ100を超える国・地域を訪れ、地球儀を俯瞰する視点で積極的な外交を展開してきました。自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する国々と連携を深めてまいりました。
「われわれは、核兵器のない世界を希求する勇気を持たなければならない」
本年、現職の米国大統領として初めて、オバマ大統領による被爆地・広島への訪問が実現しました。唯一の戦争被爆国として、わが国は、「核兵器のない世界」を目指し、国際社会とともに、努力を積み重ねてまいります。北朝鮮がまたも核実験を強行したことは、国際社会への明確な挑戦であり、断じて容認できません。弾道ミサイルの発射も繰り返しており、強く非難します。このような挑発的な行動は、北朝鮮をますます孤立させ、何の利益にもならないことを理解させるべく、国際社会と緊密に連携しながら、断固として対応してまいります。核、ミサイル、そして、引き続き最重要課題である拉致問題の包括的な解決に向けて具体的な行動を取るよう強く求めます。
東シナ海南シナ海、世界中のどこであろうとも、一方的な現状変更の試みは認められません。いかなる問題も、力ではなく、国際法に基づいて、平和的・外交的に解決すべきであります。
そして、わが国の領土、領海、領空は、断固として守り抜く。強い決意を持って守り抜くことを、お誓い申し上げます。
現場では、夜を徹して、そして、今この瞬間も、海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が、任務に当たっています。極度の緊張感に耐えながら、強い責任感と誇りを持って、任務を全うする。その彼らに対し、今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか。(Standing ovation for 20 seconds)
7)おわりに
先月、天皇陛下が、国民に向けておことばを発せられました。天皇陛下のご公務の在り方について、ご年齢やご公務の負担の現状に鑑みるとき、そのご心労に思いを致し、有識者会議において国民的な理解の下に議論を深めていく考えであります。
(未来への架け橋)
橋を架ける。
熊本の白糸(しらいと)台地は、江戸時代、水に乏しい不毛の大地でした。この困難の中に、布田保之助(ふた・やすのすけ)は、希望を見いだしました。
水路橋を架け、山から水を引く。
高さ20メートルもの石橋は当時存在しませんでした。30億円を超える費用を捻出しなければならない。高い水圧、大雨、想定外の事態に何度も失敗しました。
それでも、保之助は、決して諦めませんでした。30年以上にわたる挑戦の末に、「通潤橋(つうじゅんきょう)」を完成させました。熊本地震で一部損壊したものの、今でも現役。150年にわたり白糸台地を潤し、豊かな実りをもたらしてきた。
まさに「未来への架け橋」となりました。
少子高齢化、不透明感を増す世界経済、複雑化する国際情勢、厳しい安保環境。わが国は、今も、さまざまな困難に直面しています。
私たちに求められていることは、悲観することでも、評論することでも、ましてや、批判に明け暮れることでもありません。建設的な議論を行い、先送りすることなく、「結果」を出す。私たちは、国民の代表として、その負託にしっかりと応えていこうではありませんか。
憲法はどうあるべきか。日本が、これから、どういう国を目指すのか。それを決めるのは政府ではありません。国民です。そして、その案を国民に提示するのは、私たち国会議員の責任であります。与野党の立場を超え、憲法審査会での議論を深めていこうではありませんか。
決して思考停止に陥ってはなりません。互いに知恵を出し合い、共に「未来」への橋を架けようではありませんか。
ご清聴ありがとうございました。