記録 2014.04.30.Our admirable general...

我らが勇様が近頃更に進化して、師団を率いる将として育ちつつありますよっと。
孫子の兵法の解説書や、松下幸之助さんの本などをプレゼントしてあげたいような。
孫子(書物)最近いろいろな解説サイトをさらっと見たりしたんだけど、
すごいね、紙もまだなかった時代の人の教えがこうして残っていて、
それがまた少しも陳腐化していず、紙も消えつつある時代に、
最新のビジネス書で解説までされる。(絶句)

ここ何か月か。
何がそんなに悲しかったのか、つらかったのか、分かって来たような気がする。
でも、それは表現してはいけない。
ただの思い過ごしかもしれないし、
表現したところで現実は何も変わらない。
私は、そんな「立場」ではないでしょ?
たった数か月しか居なかった。時間で言えば最も短い。
最も何も知らず分からない人間だ。
「立場」がない。「資格」もない。ように思われた。
黙って。そう、曖昧に。しておこう。
そうしてごまかしてきた。
でも逃げきれなかった。この、異常な喪失感。
何かとても大切に感じていたものが急に消えた。

さだまさしさんの「転宅」という歌があって。
「かくれんぼで 息ひそめて 鬼の過ぎるのを待つみたい」
な 気持ちをずっと我慢していたと思う。
でも、一番、喪失感に苦しんだのは。

「初めて負けた」のではなくても・・・
全世界に数万人の組織の中で、ここまで登ったのには、
才能だけじゃないどころか、意志や努力も人並みではなく・・・
とてもじゃないけれど、「ほぼ外から見てた」に等しい私が、安易に推測しても、
どれくらい?この「失った」感じはどれくらい・・・

私が「やだっ」なんて想ったのなんか、比べものにならないくらい・・・
それでも「部下の人の方が大変」と当然のように言って
最後の最後まで「ありがとう」
「このメンバーで来れて本当に幸せだった」と言う。
なんて強い人なんだろう。誇り高い「将」としてあるのだろう。
あの時の感じ。私の受け取った感じ・・・

でも本当は。
ギリッギリだったのかもしれない?かもしれない?また私はごまかしている?
ごまかさずに感じる?表現する?そうしたとして、どうなる?
どうにもならない・・・目の前で起こったこと。
自分の力など、何も及ばぬところで起こったこと。
だから、「しょうがないから・・・」と冷静を装って過ごしたこと・・・
それは、ものすごく薄情で、冷酷で、卑劣な振る舞いだったのではないか?
ないか?卑怯者。
「しょうがない」ことにしたって・・・平気なふり??
そうするより他になかったとしたって・・・あんな。

ねえ 誰か 誰かは、
「敗けたままじゃないだろうと 笑いながら」伝えられた?
私にはとても言えなかったから。
少なくとも一緒に戦って来た人たちの中に、一人くらいは。

最後まで将として立派でありました。お傍に居れたこと、一生の誇りです。
今一時敗軍の将であるとしても、兵の私にとっては、最後まで誇り高い武人の鑑。
私は本当はそれを伝えたかったのかもしれない。
伝えなければいけないと、ずっと思っていたのかもしれない。

一つの出来事なのだけど、すごくいろいろな見方が出来て、
それでも、強く長く残る「感じ」がネガティブで「いつ落ち着いてくれるんだろう」と思うほどで・・・
私で「これ」では、一体他の人は。
一応最後まで「ああ」ではあったけど・・・と恐ろしい想像が働いて
ネガティブに輪をかけることに。
実際は誰も「そんな」ではないかもしれない。
いつもの一種の病気のスーパー取り越し苦労かもしれない。
だからこれは、どこまでも「私の中」でのこと。
今も引きずっているこの「感じ」の、
ごまかさずに「感じたまま」で、本当は?など、きっと一生知ることはないし、またその必要もない。