きよのこさんの詩を読んで・・・

相田みつをさんの↓
「土の中の水道管
 高いビルの下水
 大事なものは表に出ない」
を想い出しました。
きたない(要らなくなった)ものと 
きれいなもの(これから必要なもの)をきちんと分けて
快適に暮らすための人間の智慧だけれど、
「水」に関するものは、実に文明のバロメータと言われるくらい重要で、
その時代その地域の人々の「明るさ」をそのまま表すもの、
だと思ってきました(と、何かの書評で読んだようなことをいう)

古代ローマの水インフラ〜
18世紀の世界の人口100万超都市の中で、
飛びぬけて衛生的だったという「江戸」。
イザベラ・バードさんの、20世紀初頭のソウルの衛生状態に関する言及。
今世界で活躍するようになった上総(かずさ)掘りの技術。

見えないんだけどね。
隠されてしまっているんだけどね。
存在を気づきもしなくなってしまっているんだけどね。
私たちを支えて 日々の快適を守ってくれているものが、
長い歴史の中で編み上げられ、
たくさんの人たちの手で支えられたものが。
ほら!そうして何気なく歩いている足許にも!
忘れないように
忘れないように、していきたい。

そんなことを想いましたね。
きよのこさんは、そんなことを言ってるんではないぞ。退場退場。・・・なんですけど。
いつも、inspiringなきよのこさん、ありがとうございます。