小さな頃の感じ方。

私が小さい頃、3-4歳かな?
母はよく、
「ねえ、もしお母さんが死んじゃったらどうする?」(時々死んだふりつき)
「いい子にしないと、夜、川に流して捨てちゃうわよ」
もう少し大きくなると(小学校2年くらい?)
「お母さんが居なかったら、どうするの?」
(お母さんがいない子のことを)「かわいそうね」
と言っていました。
私は、身の回りの誰かが死んだ、という話を母から聞かされるのが、苦手。
テレビや新聞のニュースでも、見聞きしたくはない・・・それは、普通だな。
いや、母に見せたくないのは、そういう、誰かの親が死んだ、みたいな話。
「死んだのがあなたのお母さんじゃなくてよかったわね(笑顔)」
「あなたには、ちゃんとお母さんがいて、よかったわね」
「お母さんが死んじゃった子は、かわいそうね」
母は、思ったことをそのまま言っているだけなんだけれど、
(そんで、すぐ忘れるんだけど。↑の言動も全く憶えていないらしく、
 「やだーひどーい何それ」って言ってたww)
私は、そんなことを言われるたびに、背中に汗をかいて、
口の中がカラカラになるような、変な緊張をしたものでした。
そういう「感じ」を久しぶりに思い出して。
なんで、これがこんなに、イヤなんだろう。
小さな子の心まるだしで、「なんで?」って思ってました。

誰か、知った人が死んじゃうのは。
どこか、遠くに行ってしまうのは。
みんな自分のせいのような、気がしてた。
自分がいい子にしてないから、こうなった。
子供の頃の感じ方を思い出してた。

「あなたがいい子にしていないと、お母さん、どこかに行っちゃうわよ」
「いいお母さんが居て、あなたは幸せね」
別にお母さんは何も酷いことは言っていないんだけど。
小さな頃の私には、非常な重圧だったし、
その背後にある、夫からは全然相手にされていないかわいそうな女、が、
子供には、「必要!」って、求められたくてたまらないの、が感じ取れて、
私はどんどん、母親を喜ばせるためだけのロボットになっていった。
「お母さん行かないで、死なないで、私、いい子になるからね」
「私がお母さんを、『生きててよかった』って思わせるからね」


母ちゃん、愛されすぎだろ。w

もうなんて言うかね、腹立つわ悲しいわ苦しいわ呆れるわ、
ちゃんと受け止めないといけませんね。
今まで、分かってはいたんだけれど、「大したことじゃない」
って、思ってたかもしれない、この感じ。
ホント苦しいわ。なんであんな感じ方の子供だったんだろ。うーんw