爪を塗りながら。

2〜3年ぶり?に手も足も爪塗れた(゜∀゜)
なんだか、ず〜っとずっとずっと爪を塗る余裕が無かったんだよね。
何年かぶりに開けてみたポリッシュ入れ(プラスチックの工具入れを流用)
わりと結構みんなまだ「生きてた」(驚)!
ピーク時は100本近く持ってたけど、
今残っているのは、OPIを中心に50本くらい。
アナスイのはまだ薔薇の香りつきだった頃の。

パールやラメ入りよりもマットカラーが好きで
(きれいに仕上げるのが難しいのに)、
微妙〜なグレイッシュカラーやピンクベージュがぞろぞろ。
14年モノのカラーもある。
保存状態が良いのか、まだ使えそう。

今塗ったのは、手も足も、
10年前に買った、メイベリンのWater Shiny Diamondsの103番。
ベースコートはエッシーの肌色の。
トップコートはセシェ。
塗ってしまえば、1〜2時間手をあまり使わない(PCOK)ように気をつけるだけで、
そんなに手もかからないのになあ。
調理や掃除で相当水を使っても、1週間は持つんだし・・・
シールやストーンでデコ、もしないから、毎日気をつけてメンテ、も必要ないし。
でもやっぱり、ずっと、塗れなかったんだよね。
余裕が出てきたのかなあ。よかった。なんて。

原因ね。
幼少期の家族関係から形作られたマグマ(感情)。
耐え難い寂しさ、怒り、憎しみ、虚しさ、悲しさ、つらさ・・・
多分、誰でも、過食症の人の幼少時代の話を10-20人も聴けば、
だいたい分かるようになるのだと思う。
「ああ、それは寂しかったよね」
「つらかっただろうな・・・」
「どうしてお母さんそこでそう言う?!」
「それ、怒って当然だから。何だそれはー!」
ただ、幾ら聴いている側がそう思えても、
病人本人はなかなか分からない。「そうかなあ?」
まして、過食とどうつながるのかなんて、さらに分からない。
こんなに食べなきゃいけないほど、
酷い子供時代じゃないだろー
もっと大変だった子はいるだろー
だから私のは、きっと、大半は、甘えなんだよ。
くらいに思うだけ。

「つらかった、かもしれない?」と、頭で分かるのだって難しい。
まして、その当時の感じ、想いまでをリアルに感じ取るなんて、
さらに時間や努力を要する。

そして、とても恐ろしいことだ。
もう「感じなくなった」ものを呼覚ますこと。
さびしいわけない。
怖くない。
不満じゃない。
不安じゃない。
私は大丈夫。
もっと頑張るから許して!
じゃあ何で私を生んだ?
怒ってないよ、大丈夫だよ。
お母さん泣かないで、
お父さん寂しがらないで、
私もっと頑張るよ。

いっぱいいっぱい・・・そういう感じを、
確かに、摂食障害の子は、それぞれに抱えている。
私は、めちゃくちゃそれを感じ取って来たから、
自分の現在の異常な症状とのつながりが、よく分かるから、
他の病気の子が、少し、家族のことに触れていると、
その症状=過食との関係が、見えてくる。
それは別に私が特殊な能力があるからではなくて、
誰しも病人は、自分の症状と、
マイナス感情(幼少期の家族関係から形作られてきた)とのつながりが「分かる」ほど、
人の症状の原因も見えるようになるのだと思う。

私が、摂食障害の人は誰しも、
他の同じ病気の誰かの助けになる、
病人同士は支えあえる、と考えるのはこのことで、
決してある一時だけの慰安があればいいというのではない。

今、世界にあるどんなものも、最初は、人の頭の中にあるだけだった。
文字の発明より5000年。
グーテンベルグ活版印刷発明から500年。
IT技術で世界中がつながるようになって15年。
人間が心と心をつなぎたいという願いでこんなにも時処を問わず結び合っても
まだまだ伝えきれず、分かり合えず・・・
この「感じ」で人は、全部の生命は、進化を続けて来たんだろうな、と想う。
今も、少しの休みも無く、すべての人が、進んでいるのだと思う。

要らないなんて、言わないで?
みんな一人残らず、要る子だよ。
この病気の子は、特別感受性が高いの。
普通の人は、どんなに勉強しても手に入らない、ギフトなんだよ。