過食嘔吐の回復報告2012.10.07.ver.

相談前 過食嘔吐 一日中 一日1万円 16年目
相談後 過食嘔吐 237日完全ストップ 軽減 2428日 量・時間数は最大時(2000年、22歳の春)の1割以下
過食費 相談後1935万円節約 (月30万円 10年3650万)

9月は、平日は症状が無い、というのが3週あり、
過食費も6年ぶりに月3万円を割った。
どうしても月6万円ほど遣っていたので、経済的にも相当楽になったと思う。
平日は、過食衝動も殆どない。
暑さがやわらいだら、また毎日するようになるだろう、と思っていたので拍子抜けだ。

過食、食べること、体重では悩んでいないが、
かわりに、ここひと月ほど、「かゆい」のが酷くなっていて困る。

去年の秋頃から始まったことなのだけれど、
今は範囲が拡大していて、
額、左頬、口の周囲、首の周囲、背中の上と腰の背中側、両耳たぶの上のほう。
血や黄色い液、きたないかさぶたがたくさん出来て、下着やシーツがものすごく汚れるし、
ちょっと良くなったかな?と思うと乾燥して非常にかゆく、
かくと大きなフケのようなのがたくさん落ちて、
また、掻き過ぎるとかきこわして、血と汁が出て、かさぶたになって。
顔もかなりの面積が、そんなんになったので、化粧どころではないし、
風邪をひいてもいないのに大きなマスクが手離せない。
口角が1センチくらい裂けてて(もう口角炎ですらない・・・)、
喋るどころか、微笑むのもつらい。
皮膚とは言え、これほど広範に炎症っぽくなってるからか、常に熱っぽくだるい・・・
仕事は何とか出来ているけど、
やっぱ無理して我慢してるんだろうな、疲れが酷い。
季節的に鬱が強まる方向に行っているのもあってか、
休みでもあまり外に出ようとか、何かしようという感じにならない。

過食嘔吐をするくらいのマグマ(心の問題、感じられていないマイナス感情)を持っているのだから、
何が出てきたっておかしくない、
これだけの「かゆい」で済まされているんだから、まだありがたいほうだろ。とも、思う。
そう、この6年、過食嘔吐を毎日しながら働いてきたけれど、
もっと、身体的に異常な「症状」をたくさん持っていた。
2007年の正月から春先には、コントロールの出来ない、
「今ここにはないものが見える、聴こえる、感じられる」という
「幻覚」に悩まされて、涙も出なくなっていた。
「怒り」が過ぎた時、過呼吸が出ていたのも同じ頃だ。
同時に、外出しても全身に全く力が入らず、駅等でも昏倒して膝を強打したりしていた・・・
2007年の晩秋、働き始めても、何の前触れも無く身体中の力が抜ける、というようなことが、一日数回あった。
2008年の正月、↑のような状態(でも、働かなければならない)の私に、
「センターでは治せないから、他を探してくれ」と言い渡されるが、センターに残った。
2009年の春先は、「悲しい」「苦しい」、いや それ以上の強烈な言葉に出来ない感じが、
「心臓のつぶれそうな感じ」と一緒に来ることが多くて、困っていた。
2010年の夏に、それまで夏になるといつも、
心臓に熱がたまったような、舌が腫れるような感じがするのに、今年はそれが消えたことに気がついた。
2011年の秋、センターから切り離されて1年近くずっと、
「過食と一緒に、たったひとりで、何十年も生きられない」と思って来たが、
初めて、「これからも生きるつもり」に、はっきりと、なったことに、気がついた。

この数年、ずっと、いろいろな意味で、
「半年後1年後生きているんだろうか?」
「もういいよ、私は幸せになったんだから」
と思っていた。けど、今、共に生きている人たちを大切に、
病気でも、生活のある部分が普通でなくても、
これからもしっかり生きていこうと、初めて、はっきりと思った。
それから、出てきた新しい「症状」・・・と、今は思っている。

何もかも心因性過食症と結びつけて考えて適切とは言いがたいのかもしれない。
本当に身体のアレルギー的なものなのかもしれない。
でも、この「かゆい」よりも感じるとつらい、苦しい、不便、不都合な「何か」が、心に、
意識できなくても、厳然として、「ある」のだと、この数年の流れから、
どうしても思えてならない。

感じよう。
その元気も出ないときはひたすらよく身体を休めよう。
幸せになるために頑張ることも時間も必要ないが、
欲しいものを手に入れるためには、努力や時間が必要だ。
今欲しいものが手にされていなくても、充分に満たされ、幸せなんだということを忘れない。
その未だ手にしていない「欲しいもの」も、この病気によって幸せになった私が、
更に世界にお返しするという意味で、欲しいと思っているもの。